1959年6月30日、当時の沖縄・石川市街に米軍のジェット戦闘機が墜落、パイロットは脱出したが、機体は宮森小学校に突っ込み、17名死亡の大惨事となった。この事件の舞台「フクギの雫」のDVDを観る時、一人の命の尊さを思うと共に、「いつになったら」と叫ぶ小学生たちに、頭を垂れざるを得ない。あれから57年。
テキストはヨブ記。家族・財産を失い、自身も重い皮膚病を患って苦しむヨブの元に友人たちが訪れる。3人目は、「ヨブの苦しみは神秘的だが、いつの日か謎が解ける」と語る。それでも自分の正しさを主張するヨブに怒った4人目は、「 お前は神さまの知恵を探ろうとしている」と非難する。いずれもヨブの苦しみに寄り添わない的外れな言葉だった。
「嵐の中から」神さまがお答えになる。友人たちの傲慢を指摘された後、ヨブ自身に答えるよう、問いかけが続く。それらは必要な時に一つ一つ必要を満たされた神さまの誠実さの証しだった。
「いつか」は曖昧である。今を生きるよう神さまは教えられる。それ故に、今を叫ぶ叫びに「いつか」を言ってはならないことを同時に知らされる。
さよなら・いつか!