少し前になるが、ウチ(教会)近辺のゴミ出し場所のカラス除けのネットが新調された。
カラスって、よく見ているので、穴が開いてくたびれていた古いネットの時は、ほんの空きを狙って生ごみが荒らされていた。
冬季はエサも少ないから、新しくなったネットで、完全に防御できているのが、カラスにはちょっとかわいそうにもなる。
時に、童謡の歌番組を見る。私くらいの年齢層には、案外にこの手合いが受ける。
かく言う私など、「ゆりかごのうた」とか聞いた途端に、幼き日の思い出が込み上げて涙腺がゆるくなる。すっかりおじちゃんである。
私より少し若い世代の方々だったら、「ぞうさん」とか「一年生になったら」とか、まど・みちおさん歌詞の童謡が人気だと思う。
が、全体としては「七つの子」や、「夕焼け小焼け」は、きっと人気ランキングの上位ではないかと想像する。
どちらもカラスが登場する。前者は「まあるい目をしたいい子だよ」と歌うし、後者は「カラスと一緒に帰りましょう」と終わる。
どこにも、カラスに対する悪印象はない。むしろ温かな眼差ししかない。
いつの頃から、カラスはゴミ荒らしのやっかい者になってしまったのだろう。

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