《説教要旨》『みんなでわけあうこと』      大澤牧師  
マルコによる福音書10章17~22節

収穫感謝合同礼拝をしています。神様が、いつも私たちに良いものを与えてくださって,恵みを与えてくださることに感謝しながら過ごしたいと思います。神様の恵みは、みんなでわけあうことを大切にしたいと思います。

馬場のぼるさんがかかれた『ぶどう畑のアオさん』という本があります。森をこえて、はらっぱのむこうのおかにぶどう畑がありました。青い馬のアオさんとキツネはぶどうを見つけて大喜びでした。二人だけの秘密にしようとしたキツネでしたが、アオさんはもりのみんなにお話ししてしまいます。
みんなでぶどう畑に行きましたが、そこにはオオカミがとおせんぼをしていたのです。みんなは逃げ出しましたが、アオさんだけは逃げません。池のまわりでオオカミとアオさんは追いかけっこになったのでした。・・・

この本からも,豊かな恵みはみんなでわけあうことが大切だということを款さえさせられます。この本をかかれた馬場のぼるさんは、戦争中の体験、戦後の体験から、平和を愛する心、弱くされている人たち、小さくされている人たちに、あたたかい目を向けてこられました。

聖書のお話で、イエスさまのところに,一人の人が来ておたずねしました。何をしたら、永遠の命がいただけるのでしょうか。イエスさまは、あなたが聞いてきたことを大切にすることですよと言われました。するとその人は、わたしはみんな守ってきましたと言います。

その時、イエスさまはやさしい顔で言われました。あなたが持っているものを,みんなでわけてごらんなさい。そのことを神様は喜ばれると思います。そして、わたしと一緒に生きていきましょう。

イエスさまは、みんなでわけあうこと、それが豊かなこと、うれしくなることだと教えてくださるのです。
わたしたちは、神様から与えられている恵みに感謝して、これをみんなでわけあうことを大切にしたいと思います。