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(とりいしんぺい画)
農学部と神学部に学びました。ノーとイエスを言える人間になりたかったからです。
でも所詮、臆病者なので、無理でした。主(酒)の助けに頼ってばかりです。
東京、岐阜、高知、大阪と流れ流れて、2014年春、東神戸へとたどり着きました。
牧師の「もう一言」
以前、韓国で銭湯に行った時のことです。体を洗っていたら、隣の男性が突如烈火のごとく怒り出したのです。うっかり私が、備え付けのものと思い込んで使った石鹸は、彼個人のものだったのです。
私は平謝りしましたが、日本語なので通じません。幸い友人の韓国人牧師が「この人は日本から来た人で、知らなかったのだ」と、とりなしてくれました。すると途端に、男性は表情を緩めて、一転「自由に使いなさい」と石鹸を差し出してくれました。そして一緒に湯船に浸かることができました。一方的なゆるし。まさに裸の付き合いから与えられました。
あるじイエスが十字架刑となり、弟子たちは失意のうちに散らばり、このうち二人は故郷エマオへの帰路にありました。ほどなく一緒になった男性と道々会話をし、また聖書について話をしました。
別れがたく、この男性と宿を共にすることとなり、食事をしているうちに、その人があるじイエスであることが分かったというのです。寝食を共にする裸の付き合いが、二人の目を開けました。
二人は、「わたしたちの心は燃えていたではないか」と語り合いました。エマオへの道のりは失意でしたが、希望へと転換され、再び逃げて来たエルサレムへ戻って行ったのです(ルカによる福音書24章13〜35節)。イエスは弟子の裏切りを責めませんでした。以前と変わらない態度で彼らを受け入れたのです。こうして心が回復されました。
エマオとは、「暖かい井戸」とか「温泉」という意味だそうです。教会って、そういう温泉のようなところだと思っています。 汚れを落とし、疲れを癒すところ。時には互いに背中を流しあうところ。そしてさっぱりして出てゆくところ。ゆるされるならフルーツ牛乳も一緒に飲みたいです。腰に手を当てて!
温泉に浸かって、しばしば口の端に出て来る「あ〜、天国や!」という言葉(女性は知りませんけど、オジサンは大抵言います)。あれ、自分を全部さらけ出し、全身を温かい湯に包まれて(委ねて)初めて出て来るうれしい本音でしょう。
いい湯だね、は、いい委ねであるのです
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